2023年度入学生から
榴ケ岡のコース制がパワーアップ
コース制(特進・TG・総進)
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進学重視型単位制
榴ケ岡高校は、2019年度から導入したコース制の特色を保ちつつ、3年次を中心にコースの垣根を超えたそれぞれの志望校の入学試験レベルにフィットした科目が自由に選択できる「進学重視型単位制」を導入。よりきめ細かな指導で、一人ひとりの「志」を支援します。
3年次
- 選択科目を多く設定開設
- 授業は進路に直結した学習
- 大学入試や大学入学後の学習にも役立つ科目を選択して重点的に学ぶ
- 個別最適な学びを実現する
特別進学コース
志を高く
学習中心の生活を実践しながら難関大学への進学[一般入試・総合型選抜・学校推薦型選抜(公募制)]を目指す
- 徹底した進学指導
朝学習、放課後の課外講習
外部講師による土曜講習(必修) - 課題研究
- STEM教育※の充実
TG選抜コース
志を強く、確かに
文武両道を実践しながらTG推薦(内部進学)を目指す
- 東北学院大学との高大連携プログラム
- TGタイム(総合的な探究の時間における課題研究)
総合進学コース
志を広く、大きく、じっくりと
文武両道を実践しながら大学進学[一般入試・総合型選抜・学校推薦型選抜・TG推薦(内部進学)]を目指す
- 特進コースに準じた学習指導
放課後の課外講習、外部講師による土曜講習(希望者)
1・2年次
- 基礎的・基本的な力をつけるため、コースごとに 共通 科目を学ぶ
- 2年次での文理選択をスムーズに行うための基礎固め
特別進学コース
- 物理基礎と数学の授業でSTEM※の考え方を学ぶ
数学と理科の時間を多く設定 - 大学、高度専門研究機関との連携
- 特進大学訪問
- 特進学習合宿
TG選抜コース
- グローバル教育
- 進路研究
- 英語力向上プログラム
- British Hills(福島)での英語研修
2泊3日(1年次2月)
- コース内で文系理系に分かれて学ぶ
- 一部コースの垣根を超えた選択科目を設定
総合進学コース
- サービス・ラーニング(2年次夏休み)
- ペアワークやグループワークによる課題解決型の学び
- 習熟度別授業(英語・数学)による個々の理解の深度に応じた学び
- コース内で文系理系に分かれて学ぶ
- 一部コースの垣根を超えた選択科目を設定
- ※STEM教育とは
- 「Science(科学)」「Technology(技術)」「Engineering(工学)」「Mathematics(数学)」の頭文字をつなげたもので、理数系の学術領域に重点を置く教育のことです。生徒の数学的、科学的な基礎を育成しながら、科学的思考力と批判的思考力を育成します。
LIFE LIGHT LOVE
- キリスト教主義に基づき人格を陶冶する
- 隣人への愛の実践と感謝の心を育む
建学の精神のよりどころ 毎朝の礼拝
進学重視型単位制におけるQ&A
進学重視型単位制とは
単位制の単位って何ですか?
週に学ぶ時間数と思ってください。週に1時間の授業がある科目ならば、その科目の単位数は1単位になります。 週に3時間の科目ならば3単位です。
進学重視型単位制と一般的な単位制と何が違うのですか?
進学重視型の場合は進路に応じて大学に進学するために必要な科目や勉強の深さが変わってきますので、これにきめ細かく対応するための科目設定になっています。一般的な単位制高校は生徒の興味に応じた科目を選択して卒業に必要な単位が修得できたとき卒業します。したがって、興味だけでなく、大学入試や大学での勉強にも役立つ科目を重点的に学習するような仕組みになっています。
進学重視型単位制はどんな人たちに役立ちますか?
大学に進学することを一番に希望している人のための制度と考えてください。単位制なので、大学進学に結びついた科目を設定することができます。
榴ケ岡高校はなぜ進学重視型単位制にするのですか?
榴ケ岡高校は2019年度からコース制を導入しました。この制度においては、特に3年生になるとコースは異なりますが、同じ大学・同じ系を志望する生徒がいます。したがって、同じ目標を持つ生徒がコースの垣根を越えて同じ授業で切磋琢磨することで、焦点化された効果的な授業が展開できることになります。また、単位制に移行することによって、多くの科目を選択したり、きめ細かな授業が受けられたりして、学習効果はさらに上がると思いますので、進学重視型単位制に移行します。
学年はありますか?
これまでの「学年」は「年次」という呼び方をします。同じ年度に入学した人は同じ年次に入り、クラスを構成することになります。異なる年次の人同士でクラスを作ることは基本的にはありません。
卒業条件は変わりますか?
卒業については最終年次(3年次)の最終学期に学校で定めた必要な単位数(84単位)以上が修得できていることが条件です。コースによっても異なりますが、3年間で、99~105単位履修できます。大学進学を考えれば、必要最低限の単位を修得したからそれ以上は勉強しないといった姿勢は望ましくありません。進学重視型単位制の大事なポイントはたくさんの選択科目を幅広く選べる点です。有効に使えば進学への近道になるはずです。
高校入試は今までと違うのですか?
単位制だからといって特別な選抜を行うことはなく、今までどおりと考えてください。
将来は専門学校への進学を希望しています。進学重視ということで専門学校への進学はできないのでしょうか。
専門学校に進学したい生徒のための時間割も組めるカリキュラムになっています。
ただ、専門学校はその分野の仕事に就くことがはっきりしていないと学校選びで失敗します。高校進学を考えている今の段階で専門学校と決めてしまうのは将来の可能性を逆に狭めてしまいます。大学進学の可能性も残して進路を考えることをお奨めします。
進学がすべてになってしまい、学校として今後部活動に力を入れなくなるのではと心配です。
これまでどおり部活動にも力を入れます。先進校をみてみると、たとえ進学校でも部活動は活発です。そのような学校では、部活動と進学が両立できる生徒が育っているからだと考えます。ですから、部活動のない特別進学コース以外のコースでは、進学のために部活動を切り捨てるようなことはありません。
授業について
時間割や選択科目はどのように決めるのですか?
自分の進路希望や志望する大学の入試にあわせて必要な科目を選択するのが望ましいです。国公立大文系、国公立大理系、私立大文系、私立大理系の4つの大きな区分があり、その中から細かい科目選択をします。同じクラスで同じ選択科目ならば、時間割は同じになります。1年次の1学期には理系か文系かと2年次の選択科目と3年次の選択科目を大まかに決めます。2年次の1学期には3年次の科目選択をします。主に総合的な探究の時間や年次の集会で全体説明を行ったり、担任の先生との個別面談や進路指導の先生との相談を何度も行ったりして決めていきます。
進路や選択科目が未定の場合や迷ったときはどうしたらいいですか?
ひとりで悩まずに積極的に先生に相談することが大切です。進路に関するエキスパートの先生もいますし、いろんなアドバイスができます。どんどん相談してください。
途中で進路の希望がかわるときは選択科目の変更ができますか?
基本的には可能です。2年次から3年次に変わるときに選択科目を決めますが、そのときに変更ができます。ただし、それまでに履修していないと選択できない科目があったりしますので、完全に希望を満たすことはできないかもしれません。進路学習やガイダンスを踏まえて、慎重に科目選択をすることが大切です。
上級生や下級生と一緒に授業を受けることがあるのですか?
ありません。そのようなクラス編成や時間割編成は行いません。同じ年に入学した人は同じ年次になります。年次をまたいでクラス編成や時間割編成は行いません。
選択科目は生徒が一人でも授業が行われるのですか?
学校で定めた人数に満たないと開講されない場合があります。さすがに全校で一人だけだといった状況では希望に添えないでしょう。その場合は本人の進路希望を配慮して他の科目を薦めることもあります。ただし、その科目が進学希望をかなえるために必要不可欠ならば若干名で開講することはあります。
時間割に空き時間はできるのですか?
ありません。
学校生活について
登校時間などの日課は各自ちがうのですか?
コース内では全員同じです。朝のホームルーム、授業、昼休み、帰りのホームルームまで、時間は同じです。
クラスや担任はありますか?
あります。ほかの学校と同じと思ってかまいません。授業はそれぞれの生徒が別の教室に移動して受けることが多いですが、クラス単位の授業ももちろんあります。特に1年次はクラス単位の授業が多くなります。
HR活動はどうなりますか?
HR活動は他の学校と同様です。校外研修(修学旅行)や榴祭(文化祭)、球技大会などの学校行事はクラス単位の参加になるでしょう。先行している学校の実態をみてみると、クラスの結束は在来の学校に比べて弱まる心配はないようです。
教室移動が多そうですが、どのようになりますか?
他の学校に比べて多くなります。1年次は選択科目が多くないので、それほど頻繁に教室移動は起こりません。特に多くなるのは3年次です。自分の教室を使うことも含めて、5割ちかくの授業が移動教室となります。移動した後、ほかの人がその教室を使って授業を受けることもあるので、教科書など身の回りのものはロッカーに入れて施錠してください。
部活動や生徒会活動はできますか?
特別進学コース以外のコースはできますし、放課後の時間は各自同じです。ばらばらになるわけではありませんので、これまでと同じです。
各自時間割が違うので、友人ができるかどうか心配です。
心配ないでしょう。学校行事や部活動など特別活動や、ロングホームルームや総合学習の時間など生徒同士が交流する機会や時間はたくさんあります。特に、1年次は選択科目がなく教室移動も少なくてすみます。現在でも1年次に親しい友人ができるケースが多いですから、これまでの学校と同様に友達ができる機会はさほどかわらないと思います。