東北学院榴ケ岡高等学校

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榴ケ岡高校奨学会「通学路花いっぱい運動」

2020年12月01日

 11月28日(土)、今年度最初となる奨学会による「通学路花いっぱい運動」が開催されました。今年は新型コロナウイルス感染症対策の関係でこれまで開催できませんでしたが、関係各位のご尽力により、ここにきて何とか開催することができました。2018年から始められたこの運動は、今年で3年目を迎えます。
 「通学路花いっぱい運動」は、敷地内の通学路途中にあるちょっとしたスペースが長年雑草だらけの荒れ地だったので、手入れをして花を植えれば綺麗にもなるし生徒の心も潤うのでは、と当時の奨学会メンバーの提案から始められました。
 例年は約2か月に1回のペースで植え替えや雑草取りなどを中心に活動を行っています。評判は上々で、歩道脇にあるため近所の方も子どもさんを連れて見学に来たりしています。
 当日は雨が心配されましたが、開始予定の9時には寒いながらも晴れ間ものぞき、参加者らはコロナ対策・防寒対策をして活動を開始しました。用意された色とりどりのパンジー150株と堆肥を積み込み、校舎へ続く坂道の途中にある花壇へと移動しました。

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 開始早々、グランドで練習していた野球部の生徒たち15人が現れ、「力仕事はまかせてください」と急遽助っ人を買って出て、ご父母の皆さん17名、教員らと力を合わせて作業が進められました。

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 湯本良次校長も先頭に立って車で資材を運んだり、「3Lの泉」の手入れをしました。この「3Lの泉」は、実は湯本校長自らが荒れ放題だった湧き水を整備したものです。活動開始当初、雑草の中、どこからか水が染み出していることに気づいた湯本校長は、その場所を特定し、穴を掘り、ブロックを積み、排水処理のための溝を作りました。ここにバケツを3つ設置し、湧き水が溜まるようにしたのは、花壇にやる水を遠くから運ばなくてもいいようにという理由からです。ちなみにバケツが3つなのは、植物と「Life、Light、Love」を関連づけて、3つの泉をそれぞれ「生命の泉、希望の泉、慈愛の泉」と名付けました。

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 野球部の生徒たちが固く締まった土を鍬やスコップで耕してくれたおかげで作業は順調に進み、150株あったパンジーはすべて植えられ、周囲の雑草を取り、新しく植えるスペースの開墾なども無事終えることができました。
 作業終了後、五十嵐有里奨学会長からあいさつがあり、感謝の言葉と共に「今年はコロナの影響で最初で最後の活動となってしまいましたが、ぜひ来年以降も続けていって欲しい」と述べました。
 

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