鶴本勝夫東北学院大名誉教授、母校榴ケ岡高等学校に磁気式遊星歯車装置を寄贈
2015年04月09日
平成27年4月6日鶴本勝夫東北学院大学名誉教授(榴ケ岡高第1期生)が、在職中に研究用に試作した磁気式遊星歯車装置を、母校に寄贈しました。
磁気歯車は、従来の機械式歯車と異なり、短所を抜本的に改良した歯車です。この種の歯車は、完全非接触型の歯車で、過負荷状態でも歯面同士が接触することはありません。従って、摩耗や振動、騒音がなく、理想的な歯車と言えます。
寄贈した歯車装置は、東北学院大学工学部で開発され、宮城県大崎市の(株)プロスパインによって実用化されました。現在当会社の生産部門の一翼を担い、食品関係や汎用機械などの搬送装置に使用されています。
鶴本勝夫名誉教授は、将来ある高校生に夢を託すとともに、若きエンジニアに望まれる「創意工夫」の目が育まれることを期待しています。
寄贈にあたっては、工学部総務部研究機関事務課係長加藤敬一氏、秋山幸宏氏、菊地建氏、(株)プロスパインR&Dセンター長操谷欽吾氏、並びに榴ケ岡高同窓会長伊藤潔氏の協力を得ています。
なお、寄贈された磁気式遊星歯車装置は物理・地学実験室に展示しています。
鶴本勝夫名誉教授の紹介
東北学院時報:2002年10月15日発行(第609号)
3頁、私の研究「新型磁気歯車装置の開発・実用化に全力」