東北学院榴ケ岡高等学校

大学アワーⅡを開催しました

2013年11月07日

「大学アワー」 アイリスオーヤマ社長 大山健太郎氏 10月17日(木) 13:00~14:30

 「企業の求める人材とは-社会貢献を目指して-」

 伊藤潔同窓会会長からの紹介後、大山氏より自身の経験を交えながら興味深い講演をしていただいた。
 社会に出て働く際に重要な力は、「構想力」「共感する力」であること。そして、人間とって一番幸せなことは「志」を持って生きることであり、高校を卒業しさらに学びながら真面目に「自分のやりがい」を模索していってくれることを望みたいと話された。
 特に、高校時代の勉強は「努力できる力」を身につける点で不可欠であるが、知識が意味を持つのではなく、その結果生まれる「知恵」がポイントとなること。「創造力」を培うためには学校の勉強以外に、いわゆる「青春を謳歌する」姿勢と体験が必要と述べられた。

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「大学アワー」 東北学院大学教養学部長 佐久間政広教授 10月18日(金)13:00~14:15

 「大学で学ぶことの魅力」

 専門の社会学的視点を随所に交え、「大学での学び」は「理由を明らかにする学問」で、「欲しさえすれば知ることができる!」、と話された。「なぜ、授業中生徒(学生)はしゃべるのか?」、バレンタインデーやホワイトデーの「プレゼント交換の意味とは?」という問いを例に、このような問いが大学での研究テーマであり、その理由を解き明かしていく。それが「大学で学ぶ」内容であると説明していただいた。高校の勉強とは一線を画した「学び」と「考え解き明かしていく姿勢」の大切さを感じ取れる内容であった。

「大学アワー」 元宮城県警察 警視長 三塚利春先輩(榴ケ岡高 4回生) 10月22日(火)13:00~14:20

 「半世紀先輩の話」

 三塚先輩は、長く宮城県警察学校の学校長をされた方で、この3月警視長として退職された方です。まさに半世紀前に榴ケ岡高を卒業した三塚氏を講師にお迎えした。
 50年前の榴ケ岡の思い出から始まり、警察組織とその役割(行政・捜査・情報・鎮圧機関)などを分かりやすく話していただいた。警察官育成の現場にいただけに、厳しい中にも温かさが伝わってくる一言一言が印象に残る。「仕事は損得でやるものではない(やかんの話)」や「規則通りにやるだけでなく、もう一歩踏み込む勇気と優しさを持ってほしい(ディズニーランド・郵便屋さん)」など、実際にあった話をもとに将来仕事をしていくうえでの心構えを説いていただいた。特に、東日本大震災時に殉職した教え子の千田さんへの思いをつづった「お地蔵さんになった駐在さん(資料)」は、生徒の心にも響くものとなった。

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「大学アワー」 リクルート進路サポート部 中西 裕二氏 10月21日(月)13:00~14:30

 「学問分野と職業選択  夢を実現するために」

 グローバル化・技術革新の進化を中心に社会の変化に関する話題ではじまった。次に、現在・未来の就職環境の話題の中で、大卒離職率や離職理由について述べられた。さらに、社会で求められる力として、コミュニケーション力、協調性、主体性をあげられた。
 休憩をはさんだ後半では、ディスカッション型講義、ゼミ、グループワーク等の大学での学び方を紹介され、最後にミスマッチのない進路選択のポイントを説明された。成功のポイントとして、「将来やりたいことから選ぶ」、「学びたいことから選ぶ」、「好き・得意から選ぶ」をあげられ、文理選択決定を控えた1年生にとって、貴重な90分間となった。

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