東北学院榴ケ岡高等学校

「黄金の都シカン展」見学会が盛況のうちに終了!

2010年08月02日

 2010年7月31日(土)に、仙台市博物館で「黄金の都シカン展」見学会が行われました。今年で5年目を迎えた本校の「博物館見学会」は、今回一般の方々にも参加を呼びかけ、小・中学生4名、榴生7名、大学生3名、一般(本校保護者を含む)20名の計34名が集まりました。行事が重なって榴生の参加者は少なめでしたが、古代文化に関心を持った多くの方々により、有意義な見学会を実施することができました。

入場前の集合の様子
入場前の集合の様子
 恒例の解説授業を、引率の多々良穣教諭(本校世界史教員・古代アメリカ文明専門家)が30分程度行った後、それぞれが自由に見学しました。9世紀から14世紀頃にかけて南米ペルー北海岸に栄えたシカン文化は、高度な合金技術と独特の宗教文化で有名で、巨大な神殿(ロロ神殿)や副葬品が目玉です。黄金製の大仮面や儀式用のナイフであるトゥミ、貝殻を使った装飾品、シカン神や動物が描かれた土器などに、興味を持って見入っていました。

解説授業の様子
解説授業の様子
 参加者からは、「シカン文化はなぜ衰退したのか?」「主体となった被葬者はなぜ逆さまに埋葬されたのか?」「シカン神はどのような神なのか?」「文字はなかったのか?」といった質問が出ました。また、「事前の解説授業がコンパクトでよかった」「もっと詳しく説明してほしかった」「黄金製品が非常にきれいに残っていて驚いた」「謎が多くて南米の文化により興味を抱いた」「トゥミなどについていた小さな鳥が可愛かった」などの感想や意見が寄せられました。

 みなさんの貴重なご意見をとり入れながら、今後も「博物館見学会」の機会を持ちたいと思います。榴生だけではなく、多くの保護者や一般の方々の参加をお待ちしております。