東北学院榴ケ岡高等学校

「世界遺産 ナスカ地上絵の謎 特別無料見学会」が成功裡に終了

2008年07月09日


 去る7月7日、斎藤報恩会自然史博物館(仙台市青葉区)で、16:30から約2時間、榴ケ岡高校の希望者を対象としたナスカ展の特別見学会が行われました。
 本校社会科教諭の多々良穣先生(世界史:中南米考古学専門)の引率で、以前から研究交流のある坂井正人准教授(山形大学人文学部)を講師に迎え、3年生を中心とした総勢約40名が、真剣に展示物を見学しました。ユネスコの世界遺産に登録されている南米のナスカ地上絵について、坂井氏の熱のこもった解説が聞かれ、生徒は一緒に展示物をまわりながら知識を深めていきました。地上絵が豊穣儀礼によって描かれたのがもっとも支持された説であるということ、地上絵は一日あれば巨大なものも描けるということ、首級(首を切って供える儀式)が重要な宗教儀礼であったということなど、新たな発見もあったようで、参加生徒はより中南米の古代文明に興味を持った様子でした。
 なお、この見学会の記事は、7月8日(火)付の河北新報朝刊に掲載されました。