東北学院榴ケ岡高等学校

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年頭所感-湯本良次校長-

2019年01月04日

創立60周年、新コース制スタート

 
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榴ケ岡高等学校
校長 湯本良次
 明けましておめでとうございます。
 2019(平成31)年の年頭にあたり、今年も在校生、保護者、教職員、同窓生の方々のご多幸をお祈りし、充実した1年となりますようご祈念申し上げます。
 1959(昭和34)年に創立した榴ケ岡高校は、4月11日に第1回入学式を行い、男子135名少数精鋭の生徒から始まりました。今年度創立60周年を迎えます。それを機に新コース制を実施し、各コースは生徒の進路に応じた特色ある教育を行い、社会の要請に応える教育機関として歩み始めます。
 
 新コース制について概略と教育方針を説明します。
 
①特別進学コース(定員60名)
 榴ケ岡高校が発足した当時、月浦利雄校長のビジョンである少数精鋭の教育機関として難関大学はじめ医学薬学系進学を重視したカリキュラムで授業が行われました。もう一度原点に立ち戻り、さらに時代の変化に応じた教育を行います。具体的にはSTEM またはSTEAM(S : Science, T : Technology,E : Energy, M : Mathematics, A : Art)教育を基本に、大学と連携しながら課題研究を行っていきます。教科横断型の思考が求められ、従来の理系、文系という枠組みに固定されない柔軟なカリキュラムです。
 
 
②TG選抜コース(定員80名)
 東北学院の建学の精神をより強く具現化するために、高大7年間を通して、社会で活躍する人材を育てます。創立150年(2036年)までにTG GrandVison 150を策定し、そのスローガンである「ゆたかに学び 地域へ 世界へ―よく生きる心が育つ東北学院
―」を生かした教育を行います。グローバル化が進行する社会において英語によるコミュニケーション能力が求められます。高校から英語力の強化と主体的に学習すること、地域社会において課題とされる問題を共に考え解決していく能力を育んでいきます。
 
③総合進学コース(定員130名)
 現在の榴ケ岡高校の教育を継承し、定員が少ない分よりきめ細かな指導と学習・課外活動を実践しながら、様々な進路に対応したコースです。このコースも通常のカリキュラムに加え、地域社会において課題とされる問題を共に考え解決していく能力を育んでいきます。
 
 新コース制においても、本校のスクールモットーである「自学自律」はすべてのコース、学年にわたり実践されます。教師も生徒、男女区別なく神のもとに平等であり、互いの人権を尊重し、主体的に学び、他者への思いやりの心、いたわりの心、行動する心を兼ね備えた、活気あふれる学校として存在し続けます。本校の新しいスタートに今まで以上にご理解とご支援をお願いします。
(補足:設立当時の名称は東北学院高等学校榴ケ岡校舎、1972年東北学院榴ケ岡高等学校として独立)